最初に大技で目立つ、レイアウトの設定について説明してみたい。
レイアウトは「Sample.dwg」にレイアウト名「レイアウト(Sample)」で保存してあるものをインポートしている。
その部分はこんなコードになっている。
;----------------------------------------------------------------- LAYOUT[レイアウト]コマンドを使うと、テンプレート ファイル(DWT)、図面ファイル(DWG)、図面交換ファイル(DXF)にある、既存のレイアウトを現在の図面に挿入できる。
LAYOUT[レイアウト]コマンドのオプション「テンプレート(T)」を入力したあと、図面のファイル名を入力する。パスは指定していないので、現在の図面と同じフォルダにあるから、AutoCADがサポートしている検索パスに図面ファイルを保存しておく必要がある。
通常のコマンド実行では、システム変数 FILEDIA が 1 に設定されていると、「ファイル選択ダイアログボックス」が表示されるが、スクリプト実行中はシステム変数 FILEDIAの設定に関わらず、ダイアログボックスは表示されない。
図面ファイルの次の行では、挿入するレイアウト名を指定する。
二度目に実行しているLAYOUT[レイアウト]コマンドは「設定(S)」オプションで、開いているテンプレートを切り替えるためだ。
説明するまでも無いだろうが、最後の「_.zoom _a」は、画面の表示範囲を更新するため。
また、コマンド名の前にある「_(アンダースコア)」は、各国語をサポートする場合に英語や変数名ではなくコマンド名だと明示するもので、特別な場合以外は無くても問題ありません。 |