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図面の設定-レイアウト編
最初に大技で目立つ、レイアウトの設定について説明してみたい。
レイアウトは「Sample.dwg」にレイアウト名「レイアウト(Sample)」で保存してあるものをインポートしている。
その部分はこんなコードになっている。
;----------------------------------------------------------------- LAYOUT[レイアウト]コマンドを使うと、テンプレート ファイル(DWT)、図面ファイル(DWG)、図面交換ファイル(DXF)にある、既存のレイアウトを現在の図面に挿入できる。
LAYOUT[レイアウト]コマンドのオプション「テンプレート(T)」を入力したあと、図面のファイル名を入力する。パスは指定していないので、現在の図面と同じフォルダにあるから、AutoCADがサポートしている検索パスに図面ファイルを保存しておく必要がある。
通常のコマンド実行では、システム変数 FILEDIA が 1 に設定されていると、「ファイル選択ダイアログボックス」が表示されるが、スクリプト実行中はシステム変数 FILEDIAの設定に関わらず、ダイアログボックスは表示されない。
図面ファイルの次の行では、挿入するレイアウト名を指定する。
二度目に実行しているLAYOUT[レイアウト]コマンドは「設定(S)」オプションで、開いているテンプレートを切り替えるためだ。
説明するまでも無いだろうが、最後の「_.zoom _a」は、画面の表示範囲を更新するため。
また、コマンド名の前にある「_(アンダースコア)」は、各国語をサポートする場合に英語や変数名ではなくコマンド名だと明示するもので、特別な場合以外は無くても問題ありません。 |
図面の設定変更をする
手作業だと面倒だし、VBAやマクロなどだと作成に時間がかかったり、臨機応変さに欠ける。 そんなとき、利用しているのがスクリプト。 デスクトップに「Sample.dwg」「Sample.scr」をコピーしたら、何でも良いので新しい図面もデスクトップに保存する。 (デスクトップじゃなくても3つのファイルを同じフォルダに保存) あとは、新しい図面の画面上に、デスクトップの「Sample.scr」をドラッグ&ドロップ。 これだけで、スクリプトが走って、設定が完了する。 不都合な点があったら、スクリプトの処理をUndoし、「Sample.scr」をテキストエディタで修正するだけ。 何度でもやり直しができる。 サンプルファイルは次からダウンロードできるが、詳しい内容は次の機会に。 (2007年12月 5日) |
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